そして最後の書き下ろしの「原罪」、これも長編中でアーヴの原罪として語られることがあるのですが、こちらはかなりすっきりしたかというと、まあすっきり、というところでしょうか。今度は「創世」のようにアーヴの始祖である母都市の人の方の物語も欲しかったです。
しかしアーヴと同じ言葉で話す人々がいるというのがなんとなく新鮮ですね、まあアーヴの出自がそこだから当然なのですが・・・。
また、アーヴと他の人類社会との交渉というものが長編でも多くあるのですが、この「原罪」ではアーヴがまだ交渉慣れしていないのが新鮮です。勝手な推察ですが、もう少し交渉がうまかったなら「アーヴの原罪」とならなかったのでしょうね。だからこそアーヴは交渉を重要視しているのだとも思い、妙に納得もしています。
さあ、これで後はなんとか今年中に星界の戦旗5巻が出ることを祈念しつつ、OVAの「<星界の戦旗 III volume01」の予約をしましょうか。

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